今日はハロウィン。 そう、イタズラされるかお菓子をあげるか、相手に2択で選ばさせることが出来る。
「新一が、お菓子持ってるワケ無いよな♪」
鼻歌交じりに呟くのは、仕事帰りの快斗。 工藤邸の窓から、薄暗い部屋に侵入しているところだ。
何故かって? 勿論、お菓子を持っていない新一に、イタズラを仕掛けようという魂胆だ。

 物音などたてていないが、ここの家主は気配に敏感だ。 すぐにこっちにやってきた。

さぁ、この決まり文句。 君はどう出るかな?



「え?」
快斗には、ラッピングされた飴が一つ差し出された。
あの、新一が。
行事になんて、何の興味も示さない新一が。
お菓子を家に置いておかないという新一が。


「何で、持ってるんです?」
ぶすっとしながらも飴を舐め、聞いてみる。
「あぁ・・。 宮野が、今日は虫除けにこれ持ってけって」
欲しかったんだろ? 宮野に礼言っとけよ
「虫除け」の言葉に苦笑して。 そうか、お隣さんのドクターか・・って・・あれ?
「もしかして・・、ドクターの、お手製・・ですか?」
「あぁ」

ぎぃやぁぁぁぁ!!!

その時すでに、快斗の口内では、噛んだ飴が既に半分になっていた。




今年のハロウィンに、落書きしてた快新。 実は初描き快新・・!
加工版です。 色ある方は、オンマウスで出ます。

この後、志保さんの飴を舐めた快斗がどうなったかは、ご想像にお任せ致します・・(笑)